Agilent infiniium 54832D オシロスコープ 修理 分解

修理・改造・分解

Agilent (KEYSIGHT) infiniium 54832D を修理(分解)したときの記録。
故障箇所
① 電源ボタンがたまに反応しない
② Horizontalノブが全く反応しない

スペック
最大4GSa/s, 1GHz入力, 4ch+Digital16ch, Windows XP 搭載
製品ページ:https://www.keysight.com/us/en/product/54832D/infiniium-mso.html

※CPU交換及びSSD化の記事はこちら
infiniium 54832D オシロスコープ CPU交換 SSD化
https://pc-ele.com/inf_54832d_cpu_ssd/

後ろ側のネジを外していく。
※全般的にネジは星型のものが使用されているので注意。
ただしホームセンター等に売っている特殊ネジセット一式があれば普通に対処可能。

上部も外す。

外した状態。

正面左側の取手のネジ2本を外す。

取手が外れる。

裏側のネジ8箇所を外す。

これで上側ケースが留まっていたネジは全て外れたので、上側ケースを後ろに引っ張るとスライドして取れる。

上側ケースを外した状態。

フロッピー後ろのネジを外すと、CDドライブが外れる。

CDドライブ取り外し後。

マザーボードはMOTOROLA製

※CPU交換及びSSD化の記事はこちら
infiniium 54832D オシロスコープ CPU交換 SSD化
https://pc-ele.com/inf_54832d_cpu_ssd/

裏側の蓋を外していく。
後ろ側の下側4ヶ所のネジを外す。

裏側の蓋を後ろにスライドさせて外す。

裏蓋を外した状態。

ここから正面パネルを外していく。
正面左右にあるネジを2ヶ所✕2(左右)外す。

上側のフロッピードライブ横のネジ2ヶ所を外す。

裏側の液晶インバータ付近のネジを外す。

信号入力部のパネルを外す。
パネル裏側に2ヶ所ツメがある。

パネルを外した状態。

各BNCコネクタを留めているリングとロジアナ入力部のネジを外す。

外したもの。
※ノブは後ほど操作パネル分解時に外す必要がある。

本体に繋がっているケーブル類を外す。

この状態で前に操作パネルを引けば外れる。

外れた操作パネル。

表面に見えているネジを外すと、ノブの基板にアクセスできる。

操作ノブの基板。

Horizontalノブの箇所のエンコーダの足がエンコーダ本体の根本と切れていたので、ハンダで修理。

液晶部の金属枠を外すと電源スイッチの基板にアクセスできる。

スイッチ部をアルコールできれいに拭くことで不良は解決した。

ついでに操作パネルのスイッチも掃除。

これで修理完了。
後は逆の手順でもとに戻すだけ。
以上。

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