PS4 Proにおいて、4k/60HzをDisplayPort経由で出したいなと思い、Amazonで変換アダプタを買ってみました。
先に結論を言いますが、4k/60Hzは自分の環境では表示できませんでした。
Amazonで購入した「HDMI to DisplayPort 変換アダプタ」、約3,000円でした。
届いたアダプタ
確かにHDMI入力、DisplayPort出力になっています。
とりあえずPS4 Proと液晶モニタのDisplayPortへ繋いでみます。
結果は…
信号エラーで表示できませんでした。
フレームレートのfVは、ほぼ60Hzでいい感じの値ですが、fDのドットクロックが適正値よりかなり早いです。
※4k(3840×2160)で60Hzの適正値は、fH:133.3kHz, fV:60kHz, fD:533.25MHz
ちなみに、PS4 Proの出力を1080p固定にすると、正常にDisplayPort経由で表示できました。
入力信号の各値もほぼ適正値です。
4k/60Hzが使えなかったことは残念ですが、それでもFullHDであれば普通に使えてしまいました。
これが3,000円で買えるなら安いとは思います。
せっかくなので、中にどんなICが使われているのか、見てみようと思います。
基板表側
基板裏側
変換ICには、LONTIUM 製の 「LT6711A」というものが使われていました。
調べてみると、安価なHDMIからDisplayPortの信号変換器には、かなりの割合で採用されているみたいです。
簡易版データシート:http://www.lontiumsemi.com/UploadFiles/pdf/LT6711_Product_Brief.pdf
(リニアテクノロジーの製品みたいな型番だな…)